Tuesday 27 September 2011

おとぎ話 BIG BANG ATTACK!! のジャケができるまで〜その⑥ 革命からの覚醒編〜



昨日はおやすみしてすいませんでした♡
お陰さまで ちえちひろ、すなわち(宮崎千絵宮崎千尋)とタコ25くんと吉澤まゆみさんと4人で初めて作っている、ギャグマンガZINEにむけて、
よいまんがを描けるようになってきていると思います。
まだまだ精進しなければいけないですが。
宮崎千絵のまんが道まっただ中です!!!






さて、お話は 

おとぎ話 BIG BANG ATTACK のジャケができるまで に戻ります。






10月12日の発売、待てない!







今まで描いたブログを読んで頂くとお分かりの通り、初めて描かせていただいたHORORIのアルバムのジャケがあんな風にアクシデント的に生まれ、そしてその絵がおとぎ話のジャケットとして世に広まり、自分たちの絵がいろんな人の目にうつったり、それをきっかけに、ちえちひろの存在を知ってもらえたりするようになりました。

大阪や東京の展示でも実感したことなのですが、おとぎ話を通してちえちひろを知って展示まで足を運んでくださる方がたくさんいらっしゃったのです。

それはとてもとても嬉しかったし、幸せな出来事でした。



今まで、いつかジャケの絵かかせてもらいたいな、と夢に描きながらずっと絵を描いて来て、
本当にそうなってしまった後、

自分がいままで絵を描いていた世界の外で起きているの出来事をうまく把握できていなかったというか、
普段佐賀とロンドンにいるもので、

そんなに知ってもらえてるなんてー!!
って嬉しかったしちょっとビビった。

そしてそれを自分たちで勝手にプレッシャーにも変えていた

やっぱり自分たち自身も、見てもらう人にとってもがっかりするようなものは描きたくないし、
お、ちえちひろ、へたくそだけど、アルバムにぴったりだね!!!
って思えるようなものが描きたかった。

そして、その旨を、ルノアールでの会議で伝えたら、



ありま先生「大丈夫、大丈夫!!誰も(ちえちひろを)しらないから!」

と有馬宗純は言ってくれました。

ちえちひろ「どえ〜〜!!そっか!!!爆笑!」

と、その言葉で肩の力が抜け、また、はじめておとぎ話のジャケットを描かせてもらう時のような気持ちに戻ったのでした!!


ルノアール革命が起きた後、
そしてそんなクリアな心持ちになったちえちひろ、佐賀に戻って

今まで決まっていたイメージからも、偽ドラゴンボールからも離れた所からのジャケ制作の作業に再度とりかかり、いくつか描いてみました。





























しかし、フラレつづけた。




有馬氏の頭の中に確かにあるビジョンと、ちえちひろが作り出すイメージがなかなか重ならない。


そんで、やはり今回はおとぎ話の顔なしで、行こう!
ってなってたので、

無人で生命を表そう!
無機物で有機物を描こう!!







!!!






これ来た!!!

と思った。


アルバムのイメージにぴったりだし、
無人で生命 現れている!!!



私がイギリスに戻る日が近づき、ちひろと一緒に絵をかける時間がどんどん少なくなってきていたので、行きたかった市民プールとか笑 シアターシエマの映画館の予定をなくして、
私たちは朝から晩まで描いてこの絵を完成させた。


そんで、描いた絵が大きすぎて家のスキャナーでは画像を取り込めず、普通なら近くのコンビにへいってきます。という事になるのだろうけど、
わたしたちの家があるのが田舎すぎて、一番近いコンビニにいくまで町に出なきゃいけなく、歩ける距離じゃないから、ちひろが毎日巫女神社まで通っているのに使っている、チヒロズカーを発動させたのでした。

真っ暗な電灯もついてない、右も左も山ばかり。という道を、チヒロズカーはBIG BANG ATTACKの音源をバンバンかけながら、私たちはぎゃんぎゃん歌いながら、座席シートの上でぶんぶん揺れて、それで軽自動車だからハンドルが曲がったりしながら、セブンイレブンのスキャナーを求め、車を走らせたのでした。




そして取り込んだ画像を家に帰ってバチコーン!!

と、有馬先生にパソコンで送信したのだ。

返事を待つちえちひろ
どきどき
でもきっと大丈夫だろう、こんなにすばらしい絵、きっと気に入ってくれるに違いない!!

今日一日の作業よ、報われたし!!!!!!!!

と思った所で
普段お母さんからしかかかってこない千尋の携帯が鳴った

お母さんは隣の茶の間で寝ている


ちひろ「うわ!有馬氏からだ!!」

ちえ「うぎゃ!!あの絵のことばい」



有馬氏「お〜おっすおっすおっすおっす〜オツカレオツカレオツカレオツカレ〜!」

ちえちひろは携帯をスピーカーフォンにして同時に3人でしゃべる

ちえちひろ「あ〜こんばんわ〜」

有馬氏「ウンウンウンウン、あのさ〜画像みたよ〜」

ちえちひろ「うわ〜どうでしたか〜!!宇宙だし、エネルギー溢れてるし、けっこういいでしょ!」

有馬師「うんうん、すっごいいいんだけどさ〜やっぱさ〜・・・・顔、いるナ!!」

ちえちひろ「顔===========!!!!!!」

有馬史「うん、やっぱさ〜二人の描く絵はさ〜顔があったほうがいいと思うんだよね、特にこのアルバムはさ、うんうんうん。やっぱ二人の描く顔あったらさ、レコード屋さんに並んだとき、おわ!ってなるじゃん。買うじゃん、そしたら、やっぱさ、顔だな〜と思ったナ、おれは。」

ちえちひろ「顔か〜〜!」

有馬市「うん、もう、ほんっとフリマワしてごめんなさいね〜!でもやっぱ俺は顔いるワと思ったワ〜」

ちえちひろ、すごろくでいうところのゴール手前にしての振り出しにもどるを食らう!笑
まあそのゴールは、ただ自分たちで思い込んでたゴールに過ぎないんだけど。

でもそうならそうとやるっきゃない!

ちえちひろ「分かりました。じゃあまた描きます!!」

有馬氏「お!!もう二人ならぜったいやれると思うから!もうぜったいやばいの描けるから!!」

ちえちひろ「はい!!!がんばります!!!!」

有馬「はいはいはい〜オツカレオツカレな!んじゃまたナ〜はいはいはいはいはい〜〜」


プツッ




また振り出しにもどったが、ルノアール革命後のちえちひろは無敵なのである!!

実は振り出しに戻っていると見せかけて、すこしづつ前に進んでいるちえちひろ!!
人生とはそういうものなのか!!


次回、たぶんついにクライマックス〜〜〜!


※今回で終わりにしようと思っていましたが、書いているうちにいろいろ思い出して長くなってしまったので残りは次回に回します。






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